さんさん日記
1.312016
自宅出産も病院出産も、赤ちゃんのリスクは変わらない?
*写真はイメージ。
最近気になる記事を見つけました。
自宅出産と病院出産で産前死や新生児死に違いがあるか検証した研究があったそうです(記事は→コチラ)。
出産には、自宅出産、助産院での出産、病院での出産があります。
さらに最近では、病院の中でもできるだけ医療介入をしないで助産師が主体となる院内助産を行う病院も増えてきました。
なので、今のママはこの4つの選択肢があります。
- 自分が一番リラックスできる自宅出産
- 医療介入のない、家庭的な雰囲気の助産院での出産
- イレギュラー時にも速やかに医療介入のできる病院での出産
- 正常経過であれば医療介入をしない院内助産
自宅出産と助産院での出産は、助産師が主体となるため医療行為はできません。
そのため助産院で扱う出産は正常な妊娠経過をたどり、正常な分娩経過が予測される場合に限られています。
妊娠中は決められた回数提携している嘱託医の診察を受け、助産院で出産ができると太鼓判を押してもらいます。
中には正常な経過をたどっていても、途中でリスクが出てきた場合は医療機関での出産となる妊婦さんもいます。
ママと赤ちゃんの命を守るため、出産を扱う助産院はイレギュラーなことが起こった場合は提携する産科医に相談して対処しています。
今回のカナダの研究では、出産にともなう問題のリスクが低いと見られた女性のうち、自宅で出産した女性と病院で出産した女性それぞれ11,493人を対象に、出産前の子どもの死亡や出産28日以内での死亡、命の危険が迫る事態の頻度に違いがあるか検証したそうです。
結果は、出産にともなう問題のリスクが少ない女性の場合は、自宅で出産しても、病院で出産しても、子どもの死亡などに違いは見られなかったんですって。
リスクが少ない妊婦さんは、どこで出産しても変わらないということですね。
ただ、妊娠や出産は何が起こるかわかりません。
途中でイレギュラーなことが起こる可能性もあります。
そのようなときに、いち早く以上を察知し適切な処置が行えることが赤ちゃんとママを守るためには大切なことです。
自宅出産や助産院での出産を検討する際には、イレギュラーな事態が起こったときに速やかに処置ができる医療機関への連携ができているかどうかも確認しましょう。
そして、どこで赤ちゃんを迎えるのかを考えていただけると良いのかと思います。
どのように赤ちゃんを迎えたいか、出産に関しては話し合っているママやパパが多いのですが、意外と産後はどのように過ごすのかを話し合っている方は少ないような気がします。
出産より長い産後をどのように過ごすのか?事前に準備しておきたいですね。
さんさん助産院では、妊娠・出産だけではなく、出産後の生活をできるだけ具体的にイメージできるようにパパも参加できる両親教室(さんさん教室)を開催しています。
出産後、2人から3人になると生活はどう変わるのか?
気になる方は、お気軽にご参加くださいね(^_-)-☆